代表挨拶

自動車産業は、日本を支える産業です。その競争力の源泉は、つねに時代の先端技術を取り込む、新型車の開発能力にあります。

開発の現場では多種多様な試験に膨大な工数が費やされます。当社は創業当初から、そうした評価試験をスムーズに行うための表示装置・センサ・PCなどからなる試験システムを構築し、自動車メーカーに納めてきました。

飛躍のきっかけとなったのは、2004 年に発表した「GVS 速度・ 距離計」でした。当時使われていた回転パルス式や光学式とは全く異なる原理の、GPSを利用した高精度の速度計・車間距離計を創案。100 分の1秒ごとの正確な速度や、センチメートルの精度で車間距離を計測・記録する計測システムは、公的機関による試験で高い評価をいただき、自動車メーカーや部品関連メーカーのほか、自動車安全に関わる国の研究機関や科学警察研究所などからも引き合いをいただくようになりました。「バイオスのGVS」は知る人ぞ知る存在となったわけです。

昨今では自動ブレーキやレーンキープなど先進安全装備の導入が進むいっぽう、燃費計測の厳格化や自動車安全・環境基準認証の国際標準化も進んでおり、より正確な計測、効率的な評価試験へのニーズが高まっています。そうしたニーズにも応えるべく「先進緊急ブレーキ評価計」「車線逸脱評価計」「歩行者・車両間距離計」などのシステムを開発し、ご提供してきました。

さらに米国のGPSに加えロシアのGLONASS や日本の「みちびき」など複数の測位衛星システムの整備が急速に進んでいます。近い将来には、地上が方眼の格子で覆われたかのように、誰でも容易に位置情報が得られる、高精度測位社会が到来すると言われています。

自動車が文字通りの「自動」車へ進化しようとする局面で、それ を評価するシステムの重要性もいっそう高まっています。当社は高精度で信頼性の高い試験・評価システムの提供を通じ、日本の自動車産業の競争力強化と、安心・安全なクルマ社会の実現に貢献します。