BASシステムにおける機器の接続概要は下記の通りです。
2 システム構成
2-1 BAS 性能評価試験システム
BAS(ブレーキアシストシステム)性能評価試験システムは、基準試験(予備試験)を最大20回まで可能とし、そのうちの5回を選択し平均演算・「減速度対ブレーキペタル踏力曲線」・「MaF曲線」を求め、aABS、FABS、aMAX、0.9aMAXを算出します。
作動試験(本試験)では予備試験で得られたaABS、FABS値を基にaBAS(m/s2)、FBAS(N)の評価結果を取得します。
(システムの特色)
① 予備試験及び本試験における制動試験計測時リアルタイムで結果表示(MaF曲線)が可能。
② MaF曲線を演算する5回の予備試験の選択が可能。
③ 予備試験は最大20回まで試験が可能。
④ 予備試験(基準試験)←→本試験(作動試験)を反復して試験運用が可能。
⑤ 当システムは道路運送車両の保安基準の定める告示【2010.03.22】別添12(乗用車の制動装置の技術基準)B.ブレーキアシストシステムの技術的要件を満たしています。
3 BAS 性能評価試験システム ソフトウェア
3-1 ソフトウェア構成
BAS 性能評価試験システムのソフトウェア構成は以下のとおりです。
3 BAS 性能評価試験システム ソフトウェア
3-2 メニュー画面
メニュー画面では、フォルダ操作・計測車両緒元設定・予備/本試験のパターワースフィルタ設定等を行います。
A [フォルダ] :データ保存フォルダの操作
B [計測モード] :BAS性能評価試験システム 予備試験、本試験、距離校正の計測
C [参照モード] :現在開いているフォルダ内の計測結果データを参照
D [バージョン] :ソフトウェアバージョンを表示
E [緒元] :計測車両の諸元設定、計測状況を表示
F [予備試験 設定] :予備試験用バターワースフィルタ設定と平均踏力データ補間設定
G [本試験 設定] :本試験用バターワースフィルタ設定
3-2-1 フォルダ操作
BAS 性能評価試験システムは、諸元で設定されたフォルダ内に予備試験・本試験の計測データを保存・管理します。
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A:計測データ保存フォルダを新規作成します。 |